名古屋市瑞穂区にお住まいのK様ご親族は地元では名士の大地主様です。
K様の祖母の姉(A)や祖母(B)の相続対策でお話をさせていただきました。
相続関係図、財産目録をいただき、相続税の概算や遺言書の作成、認知症対策など問題点と以下の対策をご提案しました。
K様は身寄りのない祖母の姉の養子縁組をされておりました。相続対策として、A様の老後の資金、A様のご意思で寄付金をされる以外の余剰資金を次の代に移行のため、
①K様がご自宅の建築を計画されておりましたので、住宅取得資金の贈与をA様よりしていただく。(消費税が10%になった時には省エネ住宅の場合3000万円まで贈与可能)
②無理にならない範囲で預貯金を計画的に贈与、贈与されたお金を無駄使いしないように資産性の高い保険をおすすめ
③K様が法人をお持ちでしたので、これ以上財産が増えないように収益性の高いA様のアパートの買い取りをご提案。
などをさせていただきました。
B様は実際には現金化できない会社の株やその会社への貸付金をまずは贈与などして移していくなどの対策をご提案。
法人の株・貸付金やご高齢であるA様への負担なども考慮が必要です。
アパートオーナー様は常日頃、法人税や所得税などに配慮されていますが、相続税、贈与税はあまり考慮されていないのが現実のようです。
一度、ご相談いただけると、次の代に大事な資産を引き継がせるお手伝いができるかもしれません。 税理士 荒澤太一郎