遺言書の役目⑤

遺言書は争族にならないためにというお話を遺言書の役目①から④でお話させていただきました。
遺言書がないと、実際にすぐに困るものがあります。それが、預金の凍結です。
死亡の事実を金融機関が把握した場合、お金が引き出せなくなります。初めに、葬式代や当面の生活費は用意しておくことも大切ですが、もし、争族になり、長期化した場合にはお金が引き出せなくなります。また、不動産を売却や不動産を担保にお金を借りる場合にも分割協議が終わっていなければできません。
もし遺言書を書くのにハードルが高いというのであれば遺言書の代わりに保険を使うという方法があります。受取人を指定していれば、遺言書もなにもなく、好きな金額を手に入れるようにすることができます。あくまで簡易的な遺言書としての使用ができるということなので、万人に適用できるものではないと思いますが、非常に有効です。
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