名古屋市の建物の解体で最大40万円の助成金?!
市区町村により建物の解体に助成金を出す自治体はありますが、名古屋市内においても一部、解体をすることにより助成金がでます。こちらの助成金も有効に活用すると相続後の空き家などの問題に有効な一手になるかと思います。
なぜ、解体すると助成金を名古屋市は出してくれるのか?
それは名古屋市の戦略的まちづくりに答えがあります。
戦略1 都心部の機能強化や名所づくりによる名古屋の魅力・都市力の向上
戦略2 拠点機能・拠点関連携の強化や緑・水との調和による都市の持続性の向上
戦略3 地域資源を生かした居住環境の向上と生活利便性を生かした既成市街地の再生
を名古屋市は目標に掲げて取り組んでいます。
例えば、その中で名古屋市南区であれば「笠寺」は趣を生かした住宅地の再生することを決めた地域なのです。
そして、趣を生かした住宅地の再生のために木造住宅密集地域のうち、延焼の危険性が特に高い地区において老朽木造住宅を除却する場合、その費用の一部を助成します。
それが、老朽木造住宅除却助成なのです。
解体に助成金が出るところと出ないところを地域により限定しするので不公平がありますが、魅力的な街づくりとして名古屋の底上げをするためには、なりふり構ってられないという意思が感じ取れます。
どこに住んでいても同じ名古屋市民であれば同じサービスを受けられる時代は終わったのかもしれません。しっかり状況を把握して、情報リテラシーを磨きましょう。
ご自宅が老朽木造住宅除却助成の対象地区に選ばれているかを確認してみるのも面白いかもしれませんね。
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