2020/05/16
相続財産⑨~団信により返済が免除される住宅ローン~
住宅ローンは債務ではない!?
一般のご家庭で、住宅を購入した際に、住宅ローンの利用による借入が多いかと思います。
(住宅ローンで住宅を購入された方は団体信用生命保険に強制的に加入されているケースが多いと思います。つまり、所有者が亡くなられて時点において、借金時点はなくなるのです。)
万が一、所有者が亡くなったとしても、借り入れの返済に困らないように返済がチャラなるということは、相続税法上も、住宅ローンの負債とされるのではなく、債務自体消滅したのであるから債務として相続財産にはなりません。
そのため、相続財産として住宅のローンと住宅はそのまま相続財産の課税対象としてみなされるのです。そのことも見越して相続対策は行わなければいけません。
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