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コラム

不動産の整理~ご自宅の売却は生前が得か?亡くなってからが得か?①~

「終活」という言葉も随分社会に浸透してきた感じがしますが、まだまだ対策をされていない方が多いように感じられます。

ご自宅を生前整理により売却することと、亡くなられてから売却することとどちらがお得なのでしょうか?

人が亡くなられるという時に、どっちが得か損かという話は、非常に失礼な話に聞こえます。私も敢えてお話させていただいていることにご理解いただけると助かります。

このような話をしない、あるいはできないために、「終活」という言葉はあるけれども、実行できないということなのでしょう。

ご自宅の売却は生前が得か否か?という問いに対して、「ご自宅は生活の基盤であるために得か損ではなく、必要不可欠のもので、そのような議論はおかしい。」

その通りだと思います。

それでも、敢えて言うのはであれば、それは、渡す側(亡くなられる側)の理屈なのです。

受け継ぐ側の理屈は、トラブルなく、できれば多くのものをなるべくなら受け継ぎたいと思っている方も多いというのが本音ではないでしょうか。

その対策を全くせずにトラブルになることは今までのコラムで色々と書いてきたつもりです。

受け継ぐ側はその本音を隠すつつ、渡す側(亡くなられる側)にその思いを伝えきれずにいるのも多くいます。「財産を狙っているように思われないか、又は死ぬのを待っているのではないかと思われてしまはないか、気を悪くさせてしまわないか」と、伝えられずにいます。

渡す側も(亡くなられる側)の財産なので、好きなように処分すればいいわけですが、受け継ぐ側のその思いをなるべくならくみ取っていただけると助かります。

次回以降は具体的に分けてお伝えしていこうと思います。

 

 

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