不動産の整理~ご自宅の売却は生前が得か?亡くなってからが得か?④-2~
前回は亡くなられる本人の目線から生前に売却することの損得を
お話させていただきましたが、そちらの続きになります。
認知症対策に非常に重要になるのです。
例えば、将来施設に入りたいと考えていたとします。
しかし、手元の資金が足りない。そんな場合、ご自宅を売却して資金を捻出しようと将来考えていたとします。
リバースモーゲージも認知症対策になるという話をさせていただきましたが、認知症になった後に不動産を売却しようとしても、売却をすることができなくなってしまう恐れがありますよということです。
認知症になる前に不動産を売却しなければ、将来施設に入る費用は親族の方が立て替えるか、もしくは法定後見人制度を利用するしかありません。
親族が立て替えるにもお金が・・・
法定後見人をつけると、毎月報酬が発生するし・・・
もし、親族が立て替えなければいけない恐れがあるのであれば、法定後見人に資産を食いつぶされたくなければ、早めに売却して同居するなり、早めに施設に入っておくことも考えなければいけません。
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