認知症カフェって何?①
私は法的な諸問題や争族の対策などを取り扱ってきましたが、根本的な問題に関して取り組むことはありませんでした。
「父が認知症?」といった状況に置かれたときにどこを頼ればいいのか?どうすればいいのか?
この認知症という問題に取り組むにあたり、本日は、私の実体験から、何故認知症カフェに興味を持ったのかをお伝えいたします。
私の父も88歳になりました。以前は経営のことで喧嘩もすることが多々ありましたが、何時しか事務所にも現れなくなりました。それも経営で結果を残せたからだと思います。それは親孝行であると同時に父の居場所も同時に奪ってしまいました。昔から難しい性格の父親で、母親を泣かせてきましたが、歳と共に昔のような力強さを失い、しばらくは家で大人しくなったかに思えましたが、最近になり、父が一つのことに固執するようになりました。毎日毎日、事務所に来ては屋根の防水に関してこだわり続けるのです。
ある日、父が寝ている天井からシミが広がり、雨水が侵入しているようでした。
去年に防水工事も済んでいることから、施工業者に連絡を取り見てもらうことになり、雨水の漏れは防水工事とは別の箇所からの水漏れであるということで修繕を行い終了しましたが、それ以降、父はことあるごとに防水の話を持ち出し、繰り返し繰り返し母をなじるようになりました。
「施工業者を黙って連れてきた」「無茶苦茶な施工をした」など、ありもしない事も含め、何度も繰り返し同じことを言うようになりました。
昔から難しい性格だったので、認知症ではと判断することは難しいのですが、それと同時に母も年齢を重ねて責められ続けても耐えられるか心配になってきました。父を施設に入れることも視野に検討しなければいけないのか否か?
施設に入れることも父の尊厳もあるかと思います。
トータル的な視野を含めて検討するのに一度訪ねてみたいと思ったのが、どこにまずは相談したいなと思った時に、認知症カフェや包括支援センターに行ってみたいなと思ったのです。
このような施設があることはわかっていたのですが、実際には社会でどのように活用されているのかわかりません。
一度、訪ねていきたいと思います。
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