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生前贈与の税制簡素化へ・・・と言われると

簡単に生前贈与がおこなえるようになるなら、ラッキーぐらいに思ってしまいますが、

このニュースは贈与による節税ができなくなる税制に舵を切り出したと感じました。

相続時精算課税制度は申告をして初めて認められる制度になりますが、この申告をしなくても

非課税のこの制度をしたものとして認めてあげましょうというものが、議論されています。

この税制は、2500万円まで贈与税を支払わなくてもいいというものなので、一見、ありがたいように思われます。

しかし、ここで贈与されたものは最終的に相続税で清算され、税金は結局支払うことになります。

一旦は支払いが猶予されているというだけのお話ですので、なんら節税にならないものです。

今回のこのニュースは、110万円の贈与税の非課税枠は本気で、なくす、あるいは縮小するというのが、今年の12月の税制大綱に盛り込まれる布石なのではないかと思います。

贈与をするのであれば、早めにしなければいけません。待ったなしですね。

生前贈与の税制簡素化へ　来年度改正で政府検討