2022/12/08
さよなら生前贈与?相続の7年間前まで遡る?
税制大綱がまだ出ていない中、ダイヤモンドオンラインにて、スクープがありました。
以前から、話が出ていた相続税、贈与税一体化議論になりますが、今までは、亡くなる3年前の贈与を持ち戻して、相続財産に組み込んで計算するというものでした、つまり亡くなる3年前の相続税対策が無意味なものになるということです。
これからはそれが延長され7年間になるというものです。
まったく相続税対策として財産を移すことができなくなるというわけではありません。
しかし、いつ亡くなるかわからない、人生100年時代といわれる中で、介護費、医療費予測不能な時代で、元気なうちから、どんどん子や孫の代に財産を移していくのは困難です。
亡くなる7年以上前から行わなければ、相続税対策にならない。さらに言えば、亡くなる10年、15年以上前から対策をコツコツしていかなければ、効果は薄い。
相続税対策はさらに早めに行わなければいけないというのが実情です。
令和4年度の税制大綱はもうしばらくで出ると思います。
出ましたら又、コラム致します。
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