経験した死亡から、死亡届、葬儀、火葬までの流れ ~湯灌 納棺~
続きになります。
湯灌 納棺
いわゆる「おくりびと」が行うものです。
父の場合は葬儀場の和室の一室で、執り行っていただきました。
通夜を執り行う前に、代表の遺族に通夜の前に早めに来るように促されていましが、
何が行われるのかよくわかっていませんでしたが、
湯灌には2人の女性の方に来ていただき、説明を受け理解でき、所作も見事なものでした。
湯灌は介護用のようなお風呂に入り、体をきれいにしてもらいました。
父が大好きだったお風呂には、病院ではろくに入れませんでした。最後に大好きだったお風呂に入ることができて「よかった」と純粋に感じました。
全身きれいになり、新品の服に着替え、かおの髭や鼻毛を剃り、髪もセットされ、気になっていた大きく空いていた口もきれいに閉じていただき、だんだんと穏やかな顔になっていきました。
骨と皮だけで、最後は食事もとれずにやせ細った父の顔のほほに詰め物を詰められましたが、ふっくらとなり、化粧もしていただき、顔にも血色が戻ります。
なるべく遺族が見たくないと思われるところは見えないように配慮しながら、流れるように美しく湯灌 納棺は実に見事で感動すら覚えました。
お葬式の時にみる顔はどなたも穏やかな方ばかりだったのがようやく謎が解けました。
なかなかお会いし、拝見することはありませんでしたが、いい経験になりました。
続きは、通夜になります。
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