相続税対策~財産を圧縮する~

相続税対策として三つの対策があります
①財産の評価を下げる
②税制の特例を使う
③財産を圧縮する
本日は③の財産を圧縮するについてお話をしたいと思います。簡単に説明しますが、圧縮するとは、財産を減少させることにより、相続税を少なくするというものです。
少なくする方法はいくつかありますが、
⑴財産を残される方が財産を有効に使い財産を減少させる。
つまり、老後の人生を有意義に暮らしていただく事。日本人は特にリスク管理に無頓着(自分も含めてですが・・)。老後の資金を少しでも残すように、支出を抑え、倹約に努めます。例えば施設や介護資金また幸せな残された人生を有意義に暮らすためにはいくらくらい必要なのかもわからずにです。
あなたの残した財産を有効に活用するためにはまずは、人生100年プランとして100歳まで、長生きした場合に介護、施設、旅行や遊興費などのお金はいくらくらい必要であるかを試算していただき、そのお金は相続税対策からはずして、まずは、残りの人生でいくらくらいのお金があれば充分であるかを理解し安心していただく。
そして、それでもあまる余剰金を相続税対策として、
⑵孫や子に生前贈与をすることにより財産を減らしていくのです。
十分に老後を楽しむお金を確保してからの相続税対策ですので、相続対策に前向きになられている方でしたら、スムーズにすすむと思います。次回は具体的に生前贈与をどのようにしていけばいいのかを書きます。
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