事前の相続対策は何故できないのか?~相続の話ができるために~

目次
相続の話ができるように、今回は少し心理学的なお話も含めてお話をさせていただきます。
事前の相続対策をしなければいけない3つの対策として、争族対策、納税資金対策、節税対策があります。(※ほかのコラムにて対策はご説明してありますのでご参考にしてください)どれも事前の対策でないと大きな効果が得られません。それにもかかわらず、相続対策は人の「死」の話を前提にしなければいけないので、話がしづらいジレンマがあります。
たとえば・・・
亡くなられる方にとっては
亡くなられる方にとっては、70代などまだ比較的お若ければ、自分の死んだ後のことを家族で話し合うことも抵抗があり、自分が死んだ後の話をしてもらいたくありませんし、まだまだ元気だという自負もおありだと思います。そうはいっても、80代に入り、そろそろ、記憶力や判断力も鈍くなり、相続を意識をしなければいけない状態で、いざ相続の対策でもしようかと思っても体力的に無理があるかとおもいますし、時間も残されていないのであれば大した対策もできません。
相続人にとっては
また、相続をする人たちも、親が亡くなることを前提にお話しすることも気が引けますし、長男は父の財産を狙っているなどの噂話をされてもたまりません。そして後で後でと問題を先送りにしてしまいます。相続が発生してしまったあとでは、親族で揉めてしまったとしても後の祭りとなってしまうのです。
生前に相続対策の話をするリスクと相続対策の話をしないリスク
未来は誰にもわからないものです。相続対策すら必要なく何事もトラブルなく相続は終わり、親族同士、互に仲良く相続を機会にまた付き合いが始まるかもしれません。
では、あなたの親族はどうでしょう。仲が良かったあなたの子供たちもまたは兄弟たちもそれぞれ家庭を持ち、住宅ローンや教育資金に追われ、又はその配偶者やその背後の親族にも影響を受け、その状況によりどのような感情を相続時に持っているのかおわかりでしょうか?もし、親族で揉めるかもと思ったのであれば、次のことを行ってください。
人は目の前の問題から目を背けたがるものです。それはしかたないと思います。私もそうです。ただひとつ、それでも考えてもらいたいことがあります。
あなたが親族間で相続対策をしようと波風を立てるリスクと今行動しないことにより将来被るリスクとを測りにかけてほしいのです。
心理学的に人は失うことが嫌いです。今判断しないで、そして行動しないで失われることになるチャンスを考えて、相続対策に今すぐに動いていただきたいのが今回のコラムです。
まずは、あなたが今、相続問題を家族に持ち出せないリスクは十分にご理解されていると思いますが、比較対象である、「今行動しないことによる将来被るリスク」をどこまで具体的に理解しているのでしょうか?
この両者を具体的にしなければ、天秤にかけられません。
そのためには、相続がおこった場合のリスクを顕在化するためには、まず、財産の把握(財産目録)相続人の把握(家族構成一覧)を作成し、何が問題なのかを対策別(争族、納税資金、節税対策)に検討するのです。
その結果、相続対策をしないと判断することは問題ありませんが、
具体的に調べてみると次のようなリスクがわかるかもしれません。
例えば、不動産の保有割合が多すぎて納税資金がなかった。相続発生後、財産を売らなければいけない。(納税資金対策)
試算をしたら相続税が5000万円も出る(節税対策)
会社を経営されている方で自社株の評価が高くなり、ほかの相続人に財産を分けてあげることができない(争族対策)など問題を顕在化されるかもしれません。
ぜひ、今動かないことにより失われるチャンスを把握し行動に移してください。
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