空き家対策セミナーで気になったこと③ 所有権放棄ルールの必要性②
相続人がいない土地は九州の面積くらいの広さだそうです。
相続が争族に発展して所有者がはっきり決まっていなかったり、管理ができないからなと登記をせずにそのままにしておいたりと理由は様々でしょうが、
その中で、財務省が相続人がいない土地を国有化しやすくなる仕組みを検討中だそうです。
ただし、80歳以上の相続できる親族がいない高齢者を対象に土地を譲る契約を生前に結べるようにするとの内容です。
ただし、価値があって売却が容易なものに限られるそうです。
いらない土地を国にプレゼントする目的では使用はできませんね。
あくまで、相続後、宙ぶらりんな状態に土地をしておくことで、調査費用が掛かったり、管理ができなかったりするのを防ぐ目的でしょう。
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