予約型代理人届をやってみた。②
今回は代理人届の流れをお話したいと思います。
UFJ銀行の統廃合により、今まで慣れ親しんできた笠寺支店の窓口がなくなってしまったために、今回は内田橋支店にお邪魔しました。
当初必要な資料を事務の子にUFJ銀行にいってもらってくるように頼みました。しかし、窓口の担当の方もあまり要領を得ないようで、予約型代理人ではなく、成年後見人と勘違いされたようです。できたばかりの届出制度であるため、窓口の方もわからない状態のようだったとのことです。
そこで、数枚の書類と共に次回に来るときには改めてインターネットによる予約と共に「予約型代理人をしたい」旨を明記してほしいとのことでした。
そこで、手間だとは感じながらもインターネットでの予約をしてからの訪問となりました。
専門的な話でなければ、直接いけば何とでもなるんでしょうが、人件費の節約などの効率化を含め、このようなインターネット予約があることを初めて知りました。
当日、予約型代理人は簡単で、本人とその取引印と本人確認書類があれば、届ができるらしいのですが、実際行ってみると、さすが予約してあっただけに待たされることもなく、そんなに負担になることはありませんでした。言われたところに日付、住所や名前を記入して、銀行員の説明にしっかりと対応でき、チェック欄に☑ができれば問題ありません。
手続き的には15分もあればできるものなので、銀行まで行ける状態であれば、早めにいって手続きしておくことをお勧めします。
今の銀行の制度であれば、キャッシュカードがあれば、生活費程度であれば預貯金の引出には事足りますので、キャッシュカードの発行とその確認から始められてもいいかもしれませんね。
代理人届の流れで感じたこと①
銀行印がどれかもわからなかったので、とりあえず可能性のあるものはすべて持っていきました。また、キャッシュカードも紛失していたことがわかり、再度キャッシュカードを作ることになりました。
通帳、キャッシュカード、暗証番号、銀行印の管理もそろそろ考えなくてはいけないことも今回で父には理解してもらえるようになりました。
担当の方にもキャッシュカードを発行してあるので預貯金の引出には困らないので、予約型代理人届は必要ないのではといわれました。そこで感じたことは、銀行としてはキャッシュカードでは対応できない、投資信託等の金融商品の解約等を目的にできているものだということがわかりました。
結果、父はUFJ銀行には金融商品はないので個人的には必要ないかもしれないが、今後の勉強のこと、今後キャッシュカードで他人が引き出せることがいつまでできるかわからないことなどから届け出をさせていただきました。
銀行での引き出しも以前は配偶者が行っても、銀行は対応してくれていたものが、現在では厳しきなり本人確認が必須のものとなりました。詐欺や相続トラブルなどにより、昔では考えられなかったくらい厳しくなりました。
それとは反対に、認知症などにより、介護する親族が引き出せないというおかしな現象に陥っていますが、顔認証などの技術が発展し、キャッシュカードだけでは引き出せない時代も来るかもしれません。その時には認知症が進み、文字をかけなくなっているかもしれませんよ。
とりあえず、今回はここまで次回をご覧ください。
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